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京都御役所向大概覚書

【京都御役所向大概覚書】きょうとおやくしょむきたいがいおぼえがき

京都町奉行の支配地域の状況とその権限について記した奉行所役人の勤方の手引書。7巻。1717年(享保2)ころ成立。奉行所内部で,担当役人が提出した書札や職掌の内容を編纂したものと思われる。禁裏・公家関係をはじめ,洛中洛外・上方8ヵ国の状況を政治・経済・宗教など広範囲にわたって記す。

近世京都研究に必須の重要史料。《清文堂史料叢書》所収。【菅原 憲二】

作成年(西暦)  1717年頃
年号 享保二年頃
文章カテゴリ  近世京都研究の重要史料
執筆者
宛先
備考

『京都御役所向大概覚書』に「正徳六年申年、鳥羽實相寺本堂、為修復、相撲為取申度之旨相願候、右寺は朝鮮人来聴之節、休息所罷成候ニ付、願之通同年日数七日赦免」とあり、江戸中期には当寺が朝鮮人来聘使の休息所とされていたことが知られる。

2012.07.24 住職筆

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