今年も残すところわずかになってきました。今年のクリスマスは、ホントに寒いです。
さて、實相寺も正月準備を行っております。第一弾が、正月の御札の作製。
ちょっと、手順を交えてレポートです。
◇1.墨作り
書道で使う墨より、ちょっと粘度があった方がよい色に仕上がります。
最近は、機械で墨を擦ります。(ちょっと、ズルしてます)
◇2.版木の準備
この版木、かなりの年代物でして、裏書きを見ていると「明治28年5月」のサインがあります。
明治28年は1895年にあたり、今から116年前のものです。
版木には「点頭宗祖日蓮大菩薩守護攸」と書いてあります。(←これについては、次回、ご説明します。)
◇3.刷ります
コツは、薄ーくしっかりと墨を塗ると、上手くいきます。
◇4.バレンで刷り込みます
しっかりと刷り込みます。大小2つのバレンがあると、より鮮明に刷り込みができます。
◇5.一丁あがり
◇6.これを70枚ほど作ります
時間にして、4時間ほど。次の日、筋肉痛になります・・・・・。
◇7.ハンコを押します
2カ所、ハンコを押します。上の菱形のハンコが押しにくいんです・・・
◇8.できあがり
これで、ようやくできあがりです
ことしも、無事に刷れました。毎年、檀家様にお渡しする分だけ作ってお渡しをしております。
今年も新年4日のご挨拶の時に、檀家様にお配りします。よろしくお願いいたします。
合掌
writer:若ボン