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境内の花(第6弾)

境内の花(第6弾)として、『夏椿』を取り上げます。

『夏椿』が今年も咲きました。これから7月のはじめまで花を付けるでしょう。

夏椿01
夏椿02

① さて、「沙羅双樹」この名前で表される植物がいくつかあります。
「仏陀入滅のとき、東西南北に生えていて時ならぬ花を咲かせたと伝えられる木」と言えばフタバガキ科のサラノキ(2本づつ  生えていたのでサラソウジュ)ですが、日本では温室がないと育たないため、多くの寺院ではツバキ科のナツツバキ(別名サ  ラノキ)が「仏陀入滅ゆかりの木」として植えられています。

・「平家物語」の冒頭の文に出てくることでも有名。

祗園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色
盛者必滅の理(ことわり)をあらはす
おごれる人も久しからず
ただ春の夜の夢のごとし

ここでの”沙羅双樹”は、おそらく
「夏椿」のことをさしていると思われます。

Written by Gyougen

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