境内にはいろいろな樹木が植わっていますが、珍しいもの、特色のあるものなどを紹介してみたい。
境内の樹木(第1弾)は、『インド菩提樹』でしょう。
釈迦正覚(悟りをひらかれたとき)の聖木です。
イチジクやゴムノキ、ガジュマルなどと同属でガジュマルのように気根を垂らして巨大な繁みをつくる常緑高木。インドでは仏教以前から「森の王」と呼ばれ聖樹とされた。インドの村落では今も大きく枝を張ったこの木の下でさまざまな営みがなされる。先端が長くのびた葉は多雨地帯に特有の形で、雨をスムーズに受け流すように発達したという。ボダイジュの名前が先に定着したため、和名はインドボダイジュとなった。
インド「ナーランダ大学」地域より当寺に2年前に辿り着いた「インドボダイジュ」です。
葉っぱの形を見ていただくと、判ると思います。
今年の春には、枯れたかも知れないという思いがして、葉っぱが出てくるのを今か今かと待っていました。
日本では自生が困難と言うことですが、温暖化の影響により自生してくれるかも知れません。
この『インドボダイジュ』の葉っぱを乾燥させ、法要時の散華に用いるという話も聞いています。
Written by Gyougen