境内の樹木(第4弾)として『木犀』と『ムラサキシキブ』を紹介します。
『金木犀と銀木犀』
實相寺では、キンモクセイとギンモクセイの両方が見られます。
キンモクセイ(金木犀) 花言葉
- 謙虚、謙遜
- 真実、真実の愛
- 初恋、陶酔
ギンモクセイ(銀木犀) 花言葉
- 初恋
- あなたの気を引く
- 高潔、謙虚
☆ちょっとうんちく:
<香り豊かなモクセイ茶とモクセイ酒はいかが?>
木犀の仲間は、木が家具や彫刻材として使われるほか、花がお茶やお酒の香りづけに使われています。酒は桂花酒とよばれ、花(金木犀が主ですが、銀木犀でも可)を酒にいれて漬け込んだものです。お茶も普通のお茶に花を加えて香りを楽しみます。
お茶は歯痛のときのうがい薬としても用いられます。他に薬効としては胃痛、筋肉疼痛などがあるそうです。また、実を乾燥させたものは桂花子とよばれ痛み止めに使われるそうです。
『ムラサキシキブ』
名前の由来は平安時代の女性作家「紫式部」だが、この植物にこの名が付けられたのはもともと「ムラサキシキミ」と呼ばれていたためと思われる。「シキミ」とは重る実=実がたくさんなるという意味。スウェーデンの植物学者のカール・ツンベルクが学名を命名した。
北海道から九州、琉球列島まで広く見られ、国外では朝鮮半島と台湾に分布する。低山の森林にごく普通に見られ、特に崩壊地などにはよく育っている。ムラサキシキブ(コムラサキ、シロシキブ)の名所として、京都・嵯峨野の正覚寺が有名である。
ムラサキシキブ(紫式部) 花言葉
- 愛され上手
- 聡明な女性
Written by Gyougen